国保制度で市と話し合い-静岡市医療と福祉をよくする会

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DSC_09715月29日(水)に静岡市の国保年金課と「静岡市の医療と福祉をよくする会」が国保について話し合いを持ちました。

静岡市の国保料は、2012年度3割もの値上げにより、政令市で一番高額となり、市民の暮らしを苦しめています。

市医療と福祉をよくする会が、国保財政状況、国保料の減免制度拡充方針などについて当局と話し合い、姿勢を質しました。

課長は、2012年度決算見通し黒字の理由を、一人当たりの医療費は4%延びたが、被保険者数減少により、全体の医療費の延びが鈍化したこと、前期高齢者交付金が、保険料より増え、結果的に黒字になると説明。しかし、国保料を一気に3割も上げたことが大きな理由であることは間違いありません。

保険料の申請減免の拡充方針については、国が、保険料の2割、5割軽減対象拡充を1年前倒しで実施することを検討しており、国の動向を見てから、検討したいと答えました。

鈴木せつ子議員が、国保運協の答申に、①一般会計からの繰り入れ増額、②

収納率の向上に努める、③中間層の負担軽減策の検討について、具体化の検討状況を質しました。課長は、今年度どのような保険料率にすべきか、試算・検討し、国保運協にも提案すると答えました。

重い国保料の負担軽減のためには、一般会計からの繰り入れを増額することは不可欠ですが、市財政との折衝で、国保財政が黒字でありながら、市から繰り入れを継続することに財政当局から否定的な姿勢であることが報告されました。

会として、繰り入れ増額にむけ、全力で国保担当課を後押しし、重い負担軽減にむけ今年度も署名に取り組むことを表明しました。