市議団は11月初旬ごみ問題で神奈川県相模原市を、原発災害復興の現状について、福島県いわき市と二本松市を視察しました。
(上の写真は、津波により流された富岡駅で、下の写真は、放射能除染作業で出た土の仮置き場)
相模原市は70万程度の人口や中山間地を擁する立地状況など静岡市とよく似ています。ごみ減量については徹底した分別と資源化に懸命に努力していました。市民への協力要請も積極的で、減量推進員600人、協力員9000人が集積所などで直接指導にあたっているとのことでした。ゆるキャラ・シゲンレンジャーによる子どもたちへの教育も熱心でした。
福島では、いわき漁協の組合長と懇談しました。試験操業を繰り返し、1日も早い本格操業を目指している、若い漁業者に希望を失わせないとの決意に胸を打たれました。
原発問題連絡センターの伊東さんの案内で福島第一原発から8kmの富岡町を訪れました。持参した線量計が4μ㏜を示しました。ここは帰宅困難区域に指定されており、住民は避難したままで一人もいません。津波の痕跡は3.11のまま、時が止まった様相でした。
二本松市と福島原発は、静岡市と浜岡原発と等距離にありますが、全市が放射能に汚染され、その除染作業が取り組まれていました。全市を1kmのメッシュに分け、きめ細かな汚染調査に基づく除染作業を進めていました。
市議団は今回の調査活動の結果を今後の市政に反映させていきます。
(今後詳しい調査報告書を作成し、配布する予定です。)