今年の夏は猛暑と豪雨災害が多発、今度は北海道で大規模地震です。静岡市でも7月には台風12号の接近により避難勧告が出されました。ある市民の方から避難するのに非常に苦労した話が寄せられました。
この方は後期高齢者で重度身体障害者、車いすの生活で自力で避難することができません。災害時要援護者名簿に登録してあったものの、活用されず離れた身内の方が迎えに来てなんとか避難したそうです。
災害時要援護者の問題については2017年9月議会の厚生委員会で日本共産党が取り上げたところ、「要援護者名簿は各自治会長や民生委員に配布してある。活用方法は他の自治会の先進事例を知らせるが、その活用は自治会任せである」ことが分かり、改善を求めたところです。今回の事態から福祉避難所の在り方や名簿を活用した実践的な地域防災訓練が課題として明らかになりました。党市議団としても、この問題を重視し、取り組んでいきます。