総務委員会において清水庁舎問題が議論になった。庁舎移転に反対する私たち会派以外からも、当局のこの間の取り組みについて意見が相次いで出された。移転計画では、当初は庁舎本体の建設とともに、駐車場、民間施設を誘致して地域に賑わいを広げる計画であった。しかし、入札はしたものの応募が一件もなく応募のやり直しとなった。
結局、現計画では応募がないと見た当局は、庁舎と駐車場建設のみの応募とすることを決定。これにはさすがに与党の議員も黙っていられなかったのか、早く民間施設誘致を促す”付帯決議”を出してきたのである。悪あがきとしか言いようがないのではないか。
庁舎問題を議論してきた建設検討委員会でも「ハコモノ建設でまちの活性化という時代ではなくなっている」とした意見が出されていた。住民投票の署名も清水区では後半戦が始まろうとしている。市長、議会は、一度立ち止まり3・11の教訓を活かしたまちづくりを進めるべきではないか。