公立学校で使用される教科書は、原則4年に一度採択が行われます。現行教科書は昨年7月の教育委員会定例会において、教科用図書検討委員会から推薦の帝国書院と東京書籍、それに1委員から強い推薦のあった育鵬社の3社を候補として、教育委員の投票で決定されました。問題は、静岡市教育委員会が今年3月に検定合格した自由社の中学歴史教科書(「新しい歴史教科書」)を候補に加え、改めて採択をやり直すと決定したことです。
自由社の教科書は歴史の事実を歪めて日本の侵略戦争を正当化している記述があります。現在使用している帝国書院の歴史教科書に特段の問題がない限り採択替えを行わないよう教育長に申し入れました。