◯2番(寺尾 昭君) 先日、提案理由説明をいたしましたけれども、きょうは提案者であります共産党市議団5名を代表いたしまして、発議第2号静岡市国民健康保険条例の一部改正についての提案理由説明をただいまから行わせていただきます。
昨年度の決算の、収入の中身を見てみますと、国民健康保険料は前年比で27億円プラス、支出を見てみますと、保険給付費は7,900万円の減ということになっております。国保基金へ新たに20億円の積み立てを行って、積立総額は41億円。これも既に申し上げたとおりです。そして、昨年は収支の差、つまり黒字が26億円ということであります。前年度からの繰越金を除いた、いわゆる単年度決算を見てみましても、32億円の黒字ということになっているわけです。本年度のこの収支見込みは、先日も触れましたが、国保運営協議会では20億円程度黒字が出てくるということも報告があったところであります。
正確なところは、あれからもう2カ月たっておりますので、さらに出てきているのではないかと思います。厚生委員会において、改めて本年度の収支見込みも示していただきたいと思っております。
市民は、払いたくても払えないというような状況が今、続いているわけであります。4世帯に1世帯の滞納という状況があります。
本日、朝日新聞をごらんになった方がいらっしゃると思います。滞納の差し押さえが24万件、これは全国の数ですけれども、5年前に比べると2倍になっていると。この記事の中でも触れておりました。国保は高齢者、非正規の方々、言ってみれば大変生活が苦しい方々が加入をしている制度であると。しかし、こういう方々の生活の実態を担い、問答無用の差し押さえということがあってはならないわけであります。